五洋建設のキャリアプランとは?
五洋建設は、海上土木工事で培った技術力を基盤に、建築分野を含む臨海部周辺の工事に特化し、グローバルな臨海部ナンバーワン・コントラクターとしてのブランドを確立しています。同社では、社員一人ひとりのキャリアプランを重視し、多様な研修制度やサポート体制を整えています。
人材育成の基本方針
五洋建設の人材育成は、「自律」と「自己責任」を基本方針としています。これを支えるために、以下の3つの柱で能力開発制度を展開しています。
- 職場教育(OJT):新入社員には、入社後1年間、先輩社員がマンツーマンで指導を行い、実務を通じてスキルを習得します。
- 集合研修(OFF-JT):階層別研修や職種別研修を実施し、各階層や職種に応じた専門知識やスキルの向上を図ります。
- 自己啓発:資格取得支援制度や通信教育など、社員の自主的な学びをサポートするプログラムを提供しています。
これらの制度により、社員の成長を多方面から支援しています。
新入社員研修とキャリア形成
新入社員は、入社後すぐに社会人としてのマナーや仕事の基本を学ぶ研修を受け、その後、各職種ごとの専門研修を経て職場に配属されます。また、入社3カ月後には職種別研修、6カ月後にはフォローアップ研修、2年目にも同期が集まる研修があり、同期とのコミュニケーションや情報交換の場として活用されています。
早期育成プログラム
五洋建設では、若手社員の早期育成を目的としたプログラムを導入しています。具体的には、土木部門では7年間で一通りの業務やスキルをマスターし、建築部門では8年目までに施工管理と支店の施工支援業務を経験する計画です。これにより、社員は早い段階で多様な経験を積み、専門性を高めることができます。
資格取得支援と自己啓発
社員のキャリアアップを支援するため、五洋建設では資格取得に関するサポートを充実させています。合格報奨金の支給、受験費用の補助、通信教育講座の紹介、資格取得に向けた研修会の開催など、多角的な支援を行っています。また、自己啓発支援金制度として、業務で使用する資格取得のための講座代やテキスト代を年間最大24万円(月額最大2万円)まで会社が支援する制度も設けています。
人事評価とキャリア相談
五洋建設では、人材開発(育成・活用)、公正な処遇の実施、組織の活性化を目的とした人事評価制度を導入しています。評価は、階層ごとに求められる役割の達成度と、自己申告型の目標管理制度の二つの観点から行われます。年間を通じて上長との面談が4回実施され、これらの面談を通じてキャリアアップの希望や将来的な勤務希望を伝えることができます。
まとめ
五洋建設は、社員のキャリアプランを尊重し、多様な研修制度やサポート体制を通じて、個々の成長を促進しています。「自律」と「自己責任」を重んじる企業文化の中で、社員は自身のキャリアを主体的に築くことができます。これらの取り組みにより、五洋建設は社員一人ひとりの成長と、企業全体の発展を両立させています。